ワイティのものづくりブログ

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【SONOFF】 壁スイッチをスマートスイッチと交換してみた【EWeLINK】

今回の取り付けてみたスマートスイッチはこれ 

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なんでスマートスイッチが必要なのか記事にしてみた

y-ty.hateblo.jp

 

 

 

こいつには取説は英語と中国語しかない

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 写真は英語の取説

 

【購入元】

WISHで去年買ったんだけども

去年の時点ではスマホアプリがSMS認証しかなく

キャリアからブロックされていたので

使い物にならなかった

 

なので返品しようと思ったら

返金はしますが返品は不要です神対応

(※その後の買い物どんな不良品だろうと返品は全て不可になったのでWISHの買い物は控えていますが、、、)

 

なんだかんだで手元に残っていたスマートスイッチ

 

久し振りにアプリを起動したら

SMS認証が必須ではなく

SNS認証があったので

使えるようになっていた

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取り付けてみたので

その経緯と問題点を書いてみる

 

【取り付けの目的】

風呂場の換気扇を自動でオンできるようにしようと思う

(※換気を忘れると妻に怒られるので)

 

ターゲットスイッチ(Toshiba製)

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引っ張るとカバーが外れて

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ネジを緩めるとこんな感じになっている

 

実際の配線

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配線図

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上が改造前で

下がスマートスイッチ用に書き示したもの

 

これらの作業は電気工事が必要になるので

電気に詳しくない人は真似しないでください

自分の持ち家なら自己責任で大丈夫とかではないのです

 

火災に繋がる作業だし

火災になれ近所に迷惑になるので

必ず電気工事士の人に依頼してください

 

 

【下準備】

この配線でスイッチとアプリの動作確認はできます

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動作確認は100Vコンセントでもできますので

 アプリとスイッチの動作確認は行っておきましょう

(※テスト用、追加配線は十分に太いものを使用しましょう)

 

作業するときは必ずブレーカーを切りましょう

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私の家では上段の左から2番目の浴室

 

 

【取り付け確認】

ブレーカーを切ったからといって

焦って配線すると手戻りが凄いので取り付け確認をします

国産のスイッチではないのでほぼそのまま付きません

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私の家ではスイッチを外した状態で

壁の向こうにスイッチボックスも柱もなかったので

ちょっと困りました

 

薄壁と挟んで取り付けるしかなさそうなので

以下のようなブラケットを作りました

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昔使ってゴミ箱に入っていたアルミの端材(t1.0)を切ったもの

(使わなくなったusbハードディスクの外装)

 

客ありの仕事だとこういうわけにもいきませんが

自分用なのでこんなものです

 

アルミ板を取り付け板に合わせて

自分でのこで切って作りました

コンターがあると楽ですが

2mmくらいのプラ板でも代用可能です

 

壁の裏側に元の電気屋さんが準備していた

汎用スイッチボックスがあっても

 

国産の部品ではないのでつかない可能性が高いです

金属の薄板か木材、プラ板で似たようなものを作りましょう

 

取り付け板を挟んでつけた状態↓

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写真の左下のネジは壁の向こうの柱ねじ止めしていますが

それ以外の3点は今回のアルミブラケットに止めています

 

穴形状下のように

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壁に穴を開ける

石膏なので耳穴も比較的楽です

 

作ったブラケットと挟み込んで止めます

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壁の向こうにアルミ板が落下しないように気をつけましょう

長めのネジを使うと次の取り外しの時も落下を防げるかもしれません

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 配線をする前に本体の取り付け確認まで終わらせておきましょう

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柱から平行でかつ水平に取り付ける微調整は必要です

 

カチッとハマらないとぶら下がってるだけなので

壁と追加板の調整に時間かかりました

 

【追加する配線方法】

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今回は2個のスイッチだったので

渡り線が黒で「L」

 

家庭用は交流なのでプラスマイナスないですが

直流だと「L」がマイナスやグランドみたいなものです

直流だと「N」がプラスかなと読み直してもいいかもしれません

 

配線図の下の「N」ラインは追加配線しないといけないので

一番近い換気扇のNから分岐することにしました

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浴室の天井裏を覗いてみる

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 換気扇がある

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これ換気扇に繋がる配線ですが

捻って寄ってテープを巻いただけの最悪な状態

 

基本的にNG配線です

ひっぱったら外れます

 

有名ハウスメーカーの施工じゃない

安い家を買うとこんな感じです

 

まぁ火災にならなければいいので特に気にしませんが

自分はギボシで引っ張っても外れないカシメで行きます

 

今回は白の配線をから追加配線の「N」を取り出します

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カシメたあと

カシメた後は必ず自分の手で強めに引っ張り確認をします

 

道具と部品は以下を参考 

 

 カシメた後も元のようにビニールテープをした方が安心できます

閉端接続子はサイズ5を使いました

 

取り出した線が正しいか確認します

ブレーカーを下げたまま

導通確認をします

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 導通をとると赤と若干電気が流れるので

換気扇だと予想できます

(↑写真は抵抗値の表示)

 

今回は赤をL2に入れました

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白は照明から来た線なのでL1に入れます

 

スイッチに渡りで入っていた黒を「L」と判断しました

 

赤以外は導通はないことを確認します

 

ここでは一人作業なのでブレーカーをあげる前に

換気扇の白と接続した「追加した線」のスイッチ側をテスターと接続し、ビニールテープで絶縁してブレーカーをあげます

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その状態で最初からある黒線が「L」であることを確認します

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黒が「L」であれば100V以上を示します

 

写真では配線後に確認していますが

配線前に確認すると安全です

 

 追加した線が間違っていればここで「0v」もしくは「100V以下」をさすので手直ししてください

 

これでまたブレーカーを下げて接続します

接続は必ず電気が来ていない状態で行ってください

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上から

N、追加した「N」配線

L、スイッチに繋いであった黒の配線

L1、スイッチに繋いであった白の照明の配線

L2、追加した線と導通の取れた赤の換気扇の配線

 

となります

ブレーカーをあげる前に

1番上と2番目が導通ないこと

1番上と3番目が導通ないこと

1番上と4番目が導通「若干ある」こと

2番目と3番目が導通がないこと

2番目と4番目が導通がないこと

3番目と4番目が導通がないこと

 を確認しといた方が良さそうです

 

特に1番上と2番目が導通があると

ブレーカーをあげるとショートして火災の危険がありますので

十分注意してください

ショートしない配線であれば機器は”多分”燃えはしませんが十分気をつけてください

 

配線が終わったら線を壁の中に押し込みます 

ブレーカーをあげるとスイッチが聞くようになります

しばらくするとwifiマークが光り

アプリから操作できるようになります

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アプリ連携する前に機器が動作するか確認する

youtu.be

物理スイッチよりちょっとラグがあるけど

動きは良い

 

純正アプリで操作してみた

youtu.be

 

このあとGOOGLEHOMEとECHO(ALEXA)に登録します

他の機器と同じなので

スマホアプリから公式アプリを登録して

その日に動かさないのであれば放置していれば 

スピーカーに認識されていると思います

 

googlehomeアプリから操作してみた

youtu.be

 

スピーカーの位置と浴室は離れているので

動作動画はありませんがスピーカー経由からも操作できました

 

 

機器とGoogleさんの安定と相性がこれから確認していきたいと思います

 

【注意点と苦労した点】

一本追加配線が必要

本体の壁への取付(ブラケットの作成)

 

ホームコントロールAIスピーカーには

このスマートスイッチが一番相性がいいのに

流行らない理由は電気工事士が必要な作業だし

上記の注意点が万人には中々解決できないからだと思う

 

しかしこれらを自分の環境で解決できる人は

生活が変わるほどの価値があると思いますので

ぜひチャレンジしてください

 

私はこれで浴室換気扇のつけ忘れで妻に叱られることもなくなると思いますので、ちょっと今から妻にdoyaってきます